フレッシャーズWebセミナー開催
JART 三重教育委員
北岡 ひとみ
新型コロナウイルスによる感染拡大による影響から、今年度のフレッシャーズセミナーについては、2020年11月1日(日)にWeb(ZOOMミーティング)によるオンラインセミナーとして開催致しました。参加者は41名(うち、フレッシャーズ19名、非会員16名)の多くの方が参加してくださいました。
このセミナーは、「エチケット・マナー」、「医療コミュニケーション」、「医療安全」、「医療被ばく低減(被ばく相談)」の4科目について行い、その後、「入会案内」をご講演いただきました。
「エチケット・マナー」については鈴鹿医療科学大学の北岡 ひとみが講演し、医療人としての基本姿勢、接遇、電話の応対、電子メールの書き方マナーについて話を行いました。「医療コミュニケーション」については鈴鹿医療科学大学の武藤 裕衣 先生がご講演し、“コミュニケーション”の重要性、相手の特性に応じた対応法などを含め、実際に全員で声を出して行うことでノンテクニカルの重要性をお話していただきました。「医療安全」については松阪中央総合病院の姫子松 博洋 先生がご講演し、医療界でのリスクマネジメントについて大きな失敗には、小さな失敗が隠れており、仕事における失敗の発生確率は1(致命的な失敗):29(顧客から苦情が来る失敗):300(ヒヤリハット)が潜んでいるハインリッヒの法則などを絡めてお話いただきました。「医療被ばく低減(被ばく相談)」については市立四日市病院の丹羽 正厳 先生がご講演し、医療被ばくの現状とその低減に向けた取り組みや、何度も撮って将来生まれてくる子供に影響はないか、放射線は蓄積しないかなどの患者からの質問についての回答法などを具体的にお話いただきました。「入会案内」については三重県診療放射線技師会 会長 界外 忠之 先生が業務拡大に関しての日本診療放射線技師会の実際の役割を含めたお話などを交えて日本診療放射線技師会の意義をご講演いただきました。
遠隔セミナーという新しい取り組みではありましたが、参加者の方も積極的に取り組んでくださり、非常に有意義な時間となりました。