[議事録] 令和元年度 第1回理事会

令和元年度 第1回理事会議事録

1 開催日時  令和元年6月18日(火)19:00~21:36

2 開催場所  三重大学医学部附属病院外来棟4階 会議室B(津市江戸橋2-174)

3 出席者氏名 【理事】界外 忠之、山田  剛、武藤 裕衣、浅沼 源示、石河 真人、森田 英稔、丹羽 正厳、白藤 裕敏、岡田 和正、刀根 淳也、三好 佳仁、姫子松 博洋、難波 一能、後藤 末成、磯部 好孝

【監事】中西 左登志、牧 浩昭

【参与】北岡 ひとみ

4 進行等

定款第30条により会長が議長となり、19:00開会を宣言した。    

理事会を構成する理事18名のうち13名及び監事2名の出席を得たので、適法に成立する旨を述べ、議事の審議に入った。(山田、難波、途中参加により最終参加理事15名)

5 議事録作成 森田 英稔

6 議事

【会長報告事項】(資料1)

(1)叙勲候補者の推薦について

 ➤4月16日表彰委員会を開催し、叙勲候補者に伴野 晋司氏を推薦候補者とする事とした。4月19日に同氏に界外会長が受章の意思を確認したところ、同意を得た。

(2)県技師会メール配信サービスvol.5を配信した

 ➤4月25日第69回総会ならびに講演会への参加を呼び掛ける内容を中心に配信した。

(3)三重県病院協会へ統一講習会への協力依頼文書を提出した

 ➤5月10日三重県病院協会 竹田理事長宛てに「診療放射線技師の法律改正に伴う統一講習会受講のお願い」の文書を送信した。

(4)本会助成団体説明会について(資料2)

 ➤5月13日第1回三重県診療放射線技師会助成団体会議を開催して、9団体の代表者(2団体は代理出席)に「活動助成金に関する規程」が改定された内容を中心に説明を行なった。

 ➤各研究会の悩みなどを意見交換する中で、三重放射線治療研究会より助成辞退の申し出があった。

 ➤初開催であったが、有意義な会議であった為、今後も年1回開催で検討する。

(5)第1回医療被ばく低減施設認定取得推進委員会への出席について

 ➤5月18日第1回医療被ばく低減施設認定取得推進委員会を開催。各施設の進捗状況が報告された。

 ➤今回新たに3施設の取得希望があり、県内合計13施設が取得を目指す事となった。

(6)第69回三重県診療放射線技師会総会について

 ➤5月18日第69回三重県診療放射線技師会総会を開催。報告事項および全ての決議事項が承認され、滞りなく終了する事ができた。

(7)本会年間行事スケジュール表をHPへ掲載した

 ➤技師会事業の開催日を早く会員に周知させる事で参加率が向上すると考え、本会行事の年間スケジュール一覧をHPに掲載した。

(8)第75回鈴鹿医療科学大学評議員会への出席について

 ➤5月30日第75回学校法人鈴鹿医療科学大学評議員会へ界外会長が出席した。

 ➤大学附属病院の申請は、県及び厚労省の許可が下り、順調に進んでいる。

 ➤評議員任期満了に伴う選任が行われ、理事会にて界外会長が再任された。任期は4年間。

(9)第80回JART総会への出席について

 ➤6月1日第80回日本診療放射線技師会定時総会に界外会長、武藤副会長、山田副会長が三重県の代議員として出席した。

(10)全国会長ワークショップについて

 ➤6月1日総会終了後、会長研修会が開催され、①医療放射線安全管理責任者育成の方策、②診療放射線技師プラテクショナー制度の検討、③会費未納者に対する取り組みの方策の3テーマで討議を行い、結果はJART会誌11月号に掲載される予定である。

(11)令和元年第1回全国会長会議について

 ➤6月1日会長研修会終了後、全国会長会議が開催された。

 ➤令和2年4月施行される改正省令について、医療放射線安全管理責任者に条件付きではあるが診療放射線技師が認められた事を受け、被ばくや線量管理についてのガイドライン及び責任者養成研修会が必要であると意見があった。ガイドライン及びQ&Aは近々厚労省より出される予定で、研修会は11月にJART主催で開催準備を進めている。

  ➤医師の働き方改革を受け、厚労省が医療行為のタスクシフトを推進している。先日各理事に募集した具体的なタスクシフトの意見を三重県の意見として報告を行なった。今後も意見を求められる機会があるので、継続して考案願いたい。

 

事前配布された上記に関する資料に対し、界外会長が一同に意見を募ったが、意見はなかった。

 

【決議事項】

(1)叙勲候補者の承認

 ➤界外会長より表彰委員会にて令和2年春の叙勲候補者へ伴野 晋司氏を推薦する案に対し、一同に諮ったところ、全会一致にて可決、承認された。

(2)「賛助会員規程」の改定

 ➤界外会長より賛助会員募集に際し、メーカーより趣意書を求められたが、趣意書が存在しないことが判明した。また、賛助会員規程を添付していたが、賛助会員規程にも不備が判明した為、改定を求めたいと説明があった。

 ➤石河業務理事より現行の規程は社団法人の際に使用していた規程を一般法人に名称変更して使用していた。よって、不備が判明した箇所を訂正して新たに制定を求めたいと説明があり、一同に諮ったところ、全会一致にて賛助会員規程(案)は可決、承認された。

(3)「主催と共催並びに協賛及び後援に関する規程」の改定(資料3)

 ➤森田業務理事より平成30年度第6回理事会にて議案に上がった同規程の改定案の説明があり、一同に諮ったところ、全会一致にて主催と共催並びに協賛及び後援に関する規程(改定案)は可決、承認された。ただし、施行開始は令和2年4月1日まで猶予を置く事とした。

(4)新入会員並びに転入者の承認

 ➤新入会員及び転入者の入会に対し一同に諮ったところ、全会一致にて可決、承認された。

 

【業務理事会報告事項】

(1)第70回三重県診療放射線技師会総会でのJART会長への講演依頼について

 ➤第70回総会及び70周年記念式典へのJART会長の出席依頼の是非について、理事会にて検討を求めたが、先日開催された業務理事会にてJART会長へは記念式典にのみ招聘を行い、総会での講演依頼は行わないと決定した。

(2)賛助会員申し込みについて

 ➤新規の賛助会員を募集する中で趣意書が用意されていない事が判明した為、趣意書を作成した。また、その過程で賛助会員規程の不備が判明した為、今回の理事会で改定を求めた。

(3)公益法人化について

 ➤中西監事より技術学会中部支部の会計処理に関する資料提供があり、公益法人化により事業を制限される可能性があり、それは望ましくないとの判断から現状においては、公益法人化への移行を目指さない事とした。ただし、今後社会情勢の変化や本会への要求が高まれば、再度公益法人化について検討する事とした。

 ➤中西監事より提供した資料は支部を持つ公益法人に対する内容であって、県技師会の様な支部を持たない公益法人に対する監査はもう少し易しいものであると説明があった。

 ➤報告中に石河業務理事より本項目は業務理事会において決定事項であったか質問、および理事会で継続審議中の事柄であったので、理事会で諮るべきであると意見があった。これに対し、界外会長より業務理事会の方向性を知って頂いた上で、各自検討して年度内に再度採決を行うと説明があった。

(4)三重県診療放射線技師連盟の発足について

 ➤今までは日本診療放射線技師連盟三重県支部であったが、今後は三重県診療放射線技師連盟の発足をJARTが求めている。

 ➤支部長が山田前会長であったので、山田前会長と界外会長が相談して支部長を交代した。

 

上記の如く、界外会長より報告があった。

 

【検討事項】

(1)マンモグラフィ講習会について(資料別紙)

 ➤精中機構及び会場候補の市立四日市病院の了承を得たので、来年3月に開催する事が決定した。

 ➤近藤実行委員長より参加費決定の為に資料を頂いたが、業務理事会において与えられた資料では収支内容に疑義があり判断できないと結論に至り、本日近藤実行委員長を理事会に招請して直接説明を聞く事とした。

 ➤近藤実行委員長より収支内容について、①三重乳がん検診ネットワークで開催した際、修理費等を見込んで予備費として20~30万円程度多く見積もった資料を参考に作成してある、②実働1日の医師33,411円×2名、実働2.5日のスライド持参技師講師44,548円×6名(技術員3名、正講師3名)、実働2.5日のスライドなし地域講師(準講師)33,411円×3名、実働2.5日+運営準備手伝いのスタッフ33,411円×4名、③旅費、宿泊、昼食費は未定の為多く見積もった、④使用機材賃借料は固定金額、⑤郵送費等の説明があった。

 ➤界外会長から宿泊費が高額との指摘があり、近藤実行委員長より四日市での相場が分からなかった為と回答があり、丹羽業務理事より駅前(朝食付き)であれば8,000円程度であると提案があった。

 ➤界外会長より予備費として集めたものは次回以降に残す事が可能であるか質問があり、近藤実行委員長より岐阜県等では別通帳で預金をして運営して、残金があれば次開催から集める必要はない、または、修理費を本会が支払うのであれば、そもそも予備費は必要ないと説明があった。

 ➤丹羽業務理事より故障の頻度の質問があり、過去7回開催してデジタルカメラの故障1回のみで高額機器の故障はなく、最も高額な機材は線量計であると近藤実行委員長より回答があった。

 ➤石河業務理事より本会が主催の事業に対し、別会計とする事は問題ではないかと意見があった。

 ➤武藤副会長より予備費が必要であれば、全体を多く見積もって捻出するよりも、予備費を明記して赤字または黒字となる項目を明確にする方が良いと意見があった。

 ➤武藤副会長及び丹羽業務理事より業務量の違いが想定されるが、正講師、準講師、スタッフに対する謝金の金額が(スライド作成費を除けば)同一であることに対し問題や不満が挙がらないか意見があり、森田業務理事よりスタッフの当日の謝金は2.5日で約20,000円と、それ以前の運営準備の対価として10,000円加算され、見た目上同額になっているが、当日の金額だけ考慮した場合、講師とスタッフの金額には差がある、と説明があり、ただし、運営事前準備に10,000円を支給する事には疑問が残ると意見があった。これに対し、山田副会長及び石河業務理事より精中機構には支払いに対する規程が存在しないか確認があり、近藤実行委員長より規程はないが、①県外講師に対する支払いには相場があり、その金額でないと来て貰えない、②県内講師やスタッフへの金額は変更が可能であると回答があった。

 ➤受講料に昼食代を含める案に対し、近藤実行委員長より以前は弁当を用意していたが、弁当の内容に対する不満が多かったので、無くしたと説明があった。

 ➤弁当は2,000円/人の予定を1,000円/人に減額する事とした。

 ➤事前会議費39,000円の内容に対し、事実上の会食であると判断し無くす事とした。

 ➤予備費を100,000円とし、封筒など事務用品は本会の封筒等を使用する。

 ➤三重県診療放射線技師会 会員を優先する。

 ➤白藤理事より50名集まらなければ、何れにしても赤字となるので、参加費は28,000円として、予備費分も本会が負う事で良いのではないか、また、実行委員には本会は会員のために赤字でも開催する覚悟をもって行う事を考えて予算を計画して欲しいと意見があった。

 ➤後藤理事より会員も非会員も同額の参加費であるならば、会員としてのメリットがない為、非会員が入会を検討する事もないのではないかと質問があり、界外会長は本講習会の主旨は本会の会員が他県の講習会を受講しようとしても遠方まで行かないと受講できないと聞いた為、本会が開催する事によって、会員が優先して受講できる環境自体が会員のメリットであり、非会員を勧誘することが目的ではないと回答があった。

 ➤武藤副会長より例年の県内外の参加比率について質問があり、近藤実行委員長より35名程が県内の技師であると回答があった。また、早めに告知をしないと定員に達しない可能性がある為、11月に募集を〆切、12月中に入金させたいと説明があった。

 ➤刀根理事より予め赤字であることが分かっているのであれば、県外参加者の参加費を上げるべきであると意見があり、界外会長より赤字での予算を立てるつもりはないと回答があった。また、なぜ県外参加者と同額にするのか質問があり、界外会長は参加費に差を設けても良いとした上で、刀根理事に対し県外参加者の参加費を上げる理由を求め、三重県を優遇するため、また、本会がリスクを負うのであれば三重県を安くした方が良いのでないかと意見があった。

➤三好理事より他県で開催時は会員と非会員で金額に差があるのか質問があり、近藤実行委員長より技術学会が主催の場合は差を設けているが、愛知が主催の場合は設けていないと回答があった。

 ➤浅沼業務理事より50人集まらない事があるか質問があり、近藤実行委員長より昨年、愛知県で開催した際は集まらなかったが、これは募集の方法が悪かった為であると回答があった。

 ➤丹羽業務理事より予備費分を本会が負うのであれば、県内外で区分するよりも会員非会員で区分するべきであると意見があり、武藤副会長より年会費分6,000円くらい差を設けて入会促進を図る事の提案があった。また、浅沼業務理事より会員の価格をもっと下げる事を提案され、結果、本会会員25,000円、非会員35,000円の案が賛成多数で可決された。

 ➤参加者を全て会員と仮定し、再度支出を見直した予算書を近藤実行委員長が作成する事とした。

 

【副会長・業務理事・担当理事報告事項】

(1)第80回公益法人日本診療放射線技師会定時総会報告《武藤副会長》(資料)

➤医療放射線安全管理責任者養成講習会を10月13日9:00~18:00に開催予定。状況によっては10月14日も追加開催する。

➤技師法改正を視野にタスクシフティングにより業務拡大を狙う。

➤診療放射線技師養成カリキュラムが現行95単位から2022年入学分から102単位でほぼ決定した。

(2)レントゲン週間イベント企画について《武藤副会長》(資料)

 ➤埼玉県技師会のイベントを参考に3D画像作成体験を鈴鹿医療科学大学実習棟にて行う。

 ➤予算案は8月に行うJARTへの補助金申請用である。

(3)技術フォーラムについて《山田副会長》

 ➤6月22日技術フォーラムの役割分担表に従い理事は13:00に集合する。

(4)第4回三重県診療放射線技師学術大会について《丹羽業務理事》(資料4)

 ➤鈴鹿医療科学大学B講義棟3513令和元年12月14日9:30受付開始、10:00開始、17:00終了

 ➤一般演題募集は7月16日より10月30日までグーグルアカウントへ抄録等を登録する。

 ➤会費 会員500円、非会員1,000円、学生 無料、

 ➤ランチョン Canon製品情報(依頼済)、特別講演 藤田医科大学医療科学部放射線学科 辻岡准教授(依頼済)、教育講演 第14回骨・関節「救急一般」三菱神戸病院 高井先生(依頼済)

(5)第1回被ばく低減施設認定取得推進委員会報告《三好理事》

 ➤界外会長が本委員会について主旨説明を行い、各施設の自己紹介及び進捗状況の報告があった。

 ➤新たに3施設の追加参加があった。

 ➤武藤副会長より鈴鹿医療科学大学所有の被ばく線量評価ソフトPCXMCとImPACTの使用について説明があった。

上記の如く、報告があった。

【その他】

(1)第35回日本診療放射線技師学術大会への事前参加登録について

 ➤目標2500名に対し、現在331名の登録。三重県目標25名に対し、7名。

(2)フレッシャーズセミナーの参加登録について

 ➤〆切6/21 現在15名。更に伊勢赤十字病院から1名参加予定。

 ➤森田業務理事よりランチョンセミナー担当の女性部会がスタッフの募集をしているが、経費等を考慮して行なっているか質問があり、界外会長より川野代表に確認すると回答があった。

(3)東海四県親睦事業

 ➤ボウリングを予定していたが、ソフトバレーに変更。

 ➤県単位でのチーム構成をせず、参加者の中でチーム分けをする。

(4)地区別会員参加率の報告について

 ➤総会時の参加者数を地区別に作成した。

➤今後、全ての催しに対し同様の参加率表を作成するので、各地区担当者は参加率向上に努力する様、界外会長より指示があった。

(5)公衆衛生事業功労表彰の推薦について

 ➤本理事会終了後、推薦委員会を開催する。

(6)放射線関連機器故障・事故調査協力のお願い

 ➤三重県内登録5施設に対し、報告を行なっている施設は1施設のみであり、全国では登録340施設に対し、報告は30数施設に留まっている。よって、県内から10施設を目標に協力願いたい。

(7)講演会時のボールペン等の配布について

 ➤三好理事より総会後の講演会参加者より講演会開始時にボールペンやメモ帳が無かったが、今後も同様であるか質問があり、山田副会長より共催メーカーに依頼する事を忘れていたと回答があった。

 ➤界外会長より各メーカーに対し、メーカー講演の前の時点からボールペン等を置くことが可能であるか確認する様に指示があった。

上記の如く、報告があった。

以上をもって本日の議案全ての審議を終了し、21:36に閉会した。

以上の通り原本と相違ないことを証明する。

令和元年6月18日

一般社団法人三重県診療放射線技師会

会長     界外 忠之