令和元年度第4回統一講習会中止について

令和元年度第4回統一講習会中止について

(一社)三重県診療放射線技師会会長 界外忠之

 当会はこの週末の23,24日に開催予定をしておりました「令和元年度第4回統一講習会」を中止(延期)にする判断をいたしました。

 すでにJARTから受講者への案内も順次行っており、受講料の返金にも応じていただけます。

 皆様も連日の報道等でご存じのことと思いますが、新型コロナウイルス感染状況が日々刻刻と悪化する中、講習会スタッフや関係者から不安の声があり、両副会長とも相談を重ね、JARTにも方針を確認しながら検討を重ねた結果、

 統一講習会は、

①二日間ほぼ缶詰状態で非常に濃厚な接触状況であること。

②今回は受講者が80名と今までより多いこと。

③事前の問診での中国や発熱という文言では、すでに感染者を特定できないレベルにまで市中に感染が広がっていること。

等を鑑み。

 また、もし受講者から感染者が出た場合、その方の勤務施設を含めた社会的影響の大きさを考えた結果、講習会を中止することを決定いたしました。

 今回の講習会は、「そもそも開業医勤務や小規模施設の技師会員が統一講習会の重要性を理解していない」とのことから、私が1軒1軒の施設に直接電話し、説明し、理解をしてくれた結果申し込まれた受講者が多く、そういう意味では私にとっても特別な意味合いの県内最後の講習会であったため心情的には開催したいのはやまやまでしたが、スタッフ・受講者の安全を確保することが第一であると考え

 今回の講習会受講に際し、技師会に入会し色々な都合を調整し受講を楽しみにされていた会員各位には、ほんとうに申し訳ない気持ちで一杯ですが、「どうすることが真に会員のためになるのか」と何度も検討を重ね、正に断腸の思いで決断した結果であるということだけはご理解いただきたいと思います。

 JARTからは、統一講習会としての各県開催は最後の年度であり現在わかっているのは、次年度は東京・大阪開催のみである。という返事をいただいていますが、今後他県でも中止が相次げば、この騒動が収束後に今回の講習会を中止ではなく延期という形で開催できる可能性を信じ、中日本地域理事を通じJARTに延期開催を上申していただいています。

 もし念願叶って、統一講習会を三重の地で再開できることがあれば、その時には是非皆様とお会いしたいと願っております。

 今回の決断は時間的な制約もある中での判断でもありました。

 ご批判は色々おありかと存じますが、三重県診療放射線技師会の判断にご理解をいただけますようお願いいたします。ご迷惑をおかけした皆様には、心からおわび申し上げます。