三重県初の災害支援認定診療放射線技師の誕生
(一社)三重県診療放射線技師会
会長 界外忠之
平素は、三重県技師会活動にご理解とご協力を賜り厚くお礼申し上げます。
さて会員の皆様におかれましては、新型コロナウイルス感染が身近な危機として感じられる中、医療体制の提供維持のため日々尽力されていることと存じます。テレビやネットからは暗いニュースが多い中、三重県技師会には嬉しいニュースが舞い込んできました。
三重北医療センターいなべ総合病院 山崎圭三技師長が三重県初の「災害支援認定診療放射線技師」に認定されました。
災害時、被災地で放射線汚染状況の測定や除染、放射線被ばく相談、医療施設での放射線関連業務等の支援活動にご協力いただく会員各位は「災害支援診療放射線技師(災害支援技師)」と呼ばれますが、今回認定を受けました山崎技師長は「災害支援認定診療放射線技師(災害支援認定技師)」と呼ばれ、災害支援技師のリーダー(管理者)として活躍されることを期待されています。
また、原子力災害や大規模災害発生時にJARTより災害支援要請があった場合は、いち早く被災地区に赴き、各県技師会の垣根を越えて協力し合い活動することも求められています。
奇しくも2020年度の三重県技師会の年間テーマを「医療安全・危機管理」としたところでしたので、是非機会を設け山崎技師長には災害支援認定技師取得について講演いただければと思っておりますし、それがきっかけとなり第2第3の認定技師が現れる、ひいては三重県技師会の危機管理体制が盤石となることにつながれば喜ばしい限りです。
尚、JARTホームページには大規模災害規程や災害支援認定診療放射線技師規程を掲載していますのでこの機会に目を通して頂きたいとの連絡もありましたので合わせてお知らせします。
今までに無かった色々なことが、少しずつ動き出し三重県放射線技師会が変わり始めた印象を受けます、この流れを止めないようにコロナなんかに負けず活発な技師会活動を継続していきたいと思っていますので、会員皆様のご協力をお願い申し上げます。